雑誌のELLEにも、一生モノ特集がありました。
わたしの【一生モノ】とは違って、ELLEセレクションの【一生モノ】 は、キラキラのラインナップ。
詳細は、ELLEのサイトをご覧ください。
「30年後も愛用したい！」おしゃれ業界人がリアルに買った“一生モノ”とは？
ファッションリーダーは、どんな理由でどんなものを【一生モノ】に選んだのか、興味あります。
「カルティエ」の“ジュスト アン クル”
モデルの大道寺 愛さんが 【一生モノ】 として選んだのは、「カルティエ」の“ジュスト アン クル” 。
Juste un Clou（ジュスト アン クル）って、1本の釘という意味。１本の釘がジュエリーになっている。
大道寺さんは、あこがれだったこのブレスレットをプレセントされて、 【一生モノ】 として30年後も使いたい、ということ。
これですね。お美しい。
大道寺さんがもうひとつほしい 【一生モノ】 は、同じく「カルティエ」の“ジュスト アンクル”のリング。ブレスレットとお揃いになるのかな。
プレゼントのブレスレット、30年後も使っているなんて、プレゼントした人もうれしいだろうなあ。
Juste un Clou（ジュスト アン クル）のデザイン画があるカルティエのサイト。
「ロエベ」のムートンコート
ジュエリーデザイナーの高田佳代子さんが一生モノとして選んだのは、「ロエベ」のムートンコート。
ショート丈で色もピンクでかわいらしいムートンコートが 【一生モノ】 だそうです。
確かにかわいいコートで、60歳になっても着続けたい、って。
高田佳代子さんは、oeauというジュエリーブランドのデザイナーだそうです。
ずっとつけていたくなるデザインがたくさんあるブランド。男子が細いチェーンをつけるのが新鮮。
「シャネル」“マトラッセ”チェーンバッグ
ファッションプレスの中 聡子さんが 【一生モノ】 としてえらんだのは、「シャネル」“マトラッセ”チェーンバッグ。
お母様からのプレセントだそうです。
ファッションにそれほど詳しくない私も、「あ、これ、知ってる」、と言えるシャネルのアイコンバック。
“マトラッセ(matelasser)”は、フランス語で「綿入れをする」という意味だって。英語だとキルト、quilt。
これから欲しい 【一生モノ】 として中さんが挙げたのは、「シャネル」の“ココクラッシュ”シリーズのイヤーカフやリング。
指輪なのに、マトラッセのようなキルティングの質感で、目を引きそうです。
「ブシュロン」の“セルパンボエム”リング
スタイリストの酒井美方子さんが 【一生モノ】 として選んだのは、「ブシュロン」の“セルパンボエム”リング。
ぜひ、ELLEの写真を見てほしい個性的なデザインの指輪。薬指の下のリング。蛇です。
酒井さんは巳年のお守りとしてつけているそうです。
「セルパン(SERPENT）」がフランス語でヘビ、「ボエム(BOHEME）」がボヘミアンの意味で、その二つを組み合わせたブシュロンの造語。
蛇は、「再生」や「幸運」の象徴なので、このセルパンボエムシリーズは、お守りジュエリーとして人気のようです。
酒井さんは、 「ハリー ウィンストン」のひと粒ダイヤネックレスも、【一生モノ】 としてほしいものに挙げています。
こんな感じかな。酒井美方子さんの大人の女性のアクセサリーセレクト、気になります。
「ロレックス」の“デイトジャスト”
ファッションエディターのCHISATOさんの 【一生モノ】 は、「ロレックス」の “デイトジャスト” 。
王道のセレクションのこの時計。
お母様が結婚祝いにいただいたものを、ご自身がを20歳で譲り受ける、というストーリーも王道です。
欲しくてもなかなかね。それに、ロレックスは、最近とても値段が上がっているらしい。
これからほしい 【一生モノ】 として挙げているのは、「カルティエ」の“クラッシュ ドゥ カルティエ”。
とがっていてフェミニンという、不思議な魅力の指輪です。
「カルティエ」の“クラッシュ ドゥ カルティエ”の期間限定公開ビデオを見つけました。
”7 things you didn’t know about clash de Cartier”
「マルニ」のファーコートとマルタン・マルジェラ
エディターの大司麻紀子さんが 【一生モノ】 としてえらんだのは、「マルニ」のファーコート。
30年後も使っていたいからこそ、リアルファー。大事にお手入れをしていくそうです。
次にほしい 【一生モノ】 として、マルタン・マルジェラがデザイナーだった頃（1997年～2003年）の「エルメス」のコートやドレス、を挙げています。
こんな感じかな？
エルメス時代のマルタン・マルジェラの作品、を探してみました。
今は、メゾンマルジェラのショップが日本にもあります。が、そのころとは違うようです。
調べたらとても興味深い人なので、ちょうど公開されたばかりの映画も見ちゃった、マルタンマルジェラ。
「ティファニー」のブレスレット
スタイリストの濱本愛弓さんが 【一生モノ】 としてえらんだのは、「ティファニー」のブレスレット。
「見るたびに自分の決意を思い出させてくれる大切な存在」、だそうです。
それはとてもいい。ほんとの一生モノだ。
これから【一生モノ】としてほしいものに、「ボッテガ ヴェネタ」のバッグ “ ツイスト”を挙げていらっしゃいます。
ボッテガ・ヴェネタのオフィシャルサイトでは、このバッグが見当たらない。
こんな感じでしょうか。
持つアクセサリーという感じのバックなので、イントラチャートのきれいな色もいいなあ。
イヤリングのツイストは見つけました。
「The Row」のテーラードジャケット
TAKAKO／コンテンツ マネージャー さんが 【一生モノ】 としてえらんだのは、The Row（ザ ロウ）のテーラードジャケット。
「袖を通した瞬間に背骨がピシッと垂直になるくらい身が引き締まる秀逸シルエット。」のジャケットだそうです。。
The Row(ザ ロウ）は、わたしもとても興味あるブランドです。
これからほしい【一生モノ】 として、「エルメス」のバーキンを挙げていらっしゃいます。
「ラ ペルラ」のボディスーツ
北 菜月／ランジェリーショッププレス さんが 【一生モノ】 としてえらんだのは、「ラ ペルラ」のボディスーツ。
このボディスーツは、「一枚で着てジャケットを羽織る」、「ワンピースやニットなどのインナー」にも使えるそうです。
LA PERLA（ラ ペルラ）は、イタリア語で真珠。
1954年にアダ・マゾッティが、「イタリア最高の伝統を体現するコルセット工房を作る」と創業した会社で、歴史があります。
60年代から現在までの流れを見る、LA PERLAの歴史のページが素敵です。
「マリハ」のロードクロサイトリング
河野なみこ／ファッションPR さんが 【一生モノ】 としてえらんだのは、「マリハ」の“ロードクロサイトリング” 。
花に花ことばがあるように、石にも石言葉があるそうです。
ロードクロサイトの石言葉は、
「新しい愛の到来」「愛と希望に満ちた薔薇色の人生」
河野さんはこの指輪を付けてから良い出会いがあったそうです。これは間違いなく 【一生モノ】 ですね。
【一生モノ】 としてほしいものに、「マリハ」の“ゾディアック”ネックレスを挙げていらっしゃいます。
mariha（マリハ）は、天然石のアクセサリーのブランドのようです。
MARIHAが目指しているのは、自分らしさを大切にする女性が毎日でも身に着けることができるタイムレスなデザイン。 日本古来の「花鳥風月」という美意識を大切にしながらひとつひとつの素材やシルエットを丁寧に吟味してミニマルかつ繊細なスタイルを創り上げています。
https://mariha.jp/
「スポーツ マックス」のコート
林 聖子／エディター さんが 【一生モノ】 としてえらんだのは、「スポーツ マックス」のコート。
おかあさまから受けついて大事に着ているコート、だそうです。
林さんが次の 【一生モノ】 として、2021年には35歳になる記念にいつまでも使えるような時計がほしい、候補は「カルティエ」の“タンク”だそうです。
「3.1フィリップリム」のミリタリーベストとマルタン・マルジェラ
秘書の堀 千花さんが【一生モノ】 としてえらんだのは、「3.1フィリップリム」のミリタリーベスト。
3.1フィリップリム は、2005年のニューヨークファッションウィークにデビューしたブランド。
デザイナーのフィリップリムも、共同創業者でCEOのウェン・ゾウ（Wen Zhou）もアジアにルーツがあり、 ウェン・ゾウ は女性ということで、ニューヨークのアメリカン・ブランドとしては少数派。
それを強みとして、グローバルシチズン、つまり世界中の人に向けて服を作っている。
【インタビュー】ファッションで目指す真のグローバルとはーー「3.1 Phillip Lim」が考える現代のラグジュアリー
堀さんが、次の 【一生モノ】 としてほしいのは、「メゾン マルジェラ」の“タビブーツ”。
「王道のタビブーツは、服好きとしては1足は持っておかなくてはいけない靴」だそうです。
正式には「スプリットトゥ」のようです。
1989年春夏シーズンの初めてのショーで紹介されたこのシューズは、つま先が2つに分かれた日本の伝統的な靴下からインスピレーションを得ており、同じ名前が付けられています。
maison margiela
映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』足袋ブーツ誕生のビデオを見つけました。
やはり、日本でインスピレーションを得ていました。
世界の地下足袋！！
見たこともない形の靴を生み出そうとすると
ものすごく大変だ
僕は苦しみながら 初めて東京に行った時をふと思い出した
その時 僕らは 路上で地下足袋姿の作業員を見た
僕は思った
柔らかい度にヒールをつけてみようか
それが形になった
映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』
アンティークの一輪挿しとヘアアクセサリー
クリエイティブディレクターのイトウナツミさんの 【一生モノ】 は、お母様から受け継がれた一輪挿しとアンティークのヘアピンです。
使い続けて、大切な人に譲り渡したいというこのふたつ。
自分一代だけではない、過去から自分を通して未来に続く【一生モノ】を選んでいます。
ほしい【一生モノ】は、エルメスのシルバーリングだそうです。
子供の誕生祝いに購入した刻印入りのピンキーリング
百冨友香理／ヘアデザイナーさんの【一生モノ】は、名前とお祝いの刻印入り、世界にひとつだけのお子様の誕生祝のピンキーリングだそうです。
これからほしい【一生モノ】は、「エルメス」のスカーフ“カレ”。
いろいろな使い方ができるカレ、いいですよね。カレのカタログページはこちら。
ELLEが選んだ【一生モノ】は、別世界でした
ワクワクするラインナップでした。
そのなかでも、お二人が言及したマルタンマルジェラは、この記事で知り、映画を見るほど気になる存在です。
もうご本人は引退されていますが。
専門家のセレクションは、知らない世界を見せてくれます。