縁取りテープをアルマーニにして、生まれ変わったガーゼのケット
2012年に買ったカタログハウスの夏用のガーゼのケット。
4月から11月くらいまで、毎年使っているので、縁取りのテープが擦り切れてきた。
![カタログハウスのガーゼのケットをアルマーニにお直し](https://the100yearlife.jp/wp-content/uploads/2022/04/2-2.jpg)
ガーゼケットの本体はほぼ無傷。だから、
2021年夏、バイヤステープを作って、フチを取り替えた。
新しいバイヤステープは、アルマーニの元ワイシャツ。
キリっとさわやかなガーゼのケットに変身したので、まだしばらく使えそう。
10年目にして生まれ変わって、今のところ【一生モノ】。
![カタログハウスのガーゼのケットをアルマーニにお直し](https://the100yearlife.jp/wp-content/uploads/2022/04/3-2.jpg)
このガーゼのケット、我が家は5枚も買っている。
うちのガーゼのケット。
今回、フチが傷んだのは、2012年に買った夏用の一枚。
なんでここまで使い込んだのか、その理由は、
汗ばんでもさらっとしている、
軽いのにエアコンの風があたっても冷たくならない、
洗っても、数時間で乾くので洗い替えがいらない、
ブルーグレーの落ち着いた色合いが、寝室に合う、
たたむとこじんまりと小さいし、軽い、
と、まあ、夏用の肌掛けとして、使い心地が良かったから。
だから、秋冬用を買い足して、さらにまた夏用も買い足した。
このガーゼのケットは、2021年の夏で10回目の夏だけど、フチ以外はしっかりしている。
フチのテープが傷んだので買い換えようかな、と考えたが、
気がついたときには、すでにこの商品は販売終了。
うちでお直しされる運命だったのかな。
カタログハウスで販売は終了しているけど、この商品の情報が載っているページをメモ。
「20年連続夏寝具売上第1位」の理由は、「麻入り」と「5枚重ね」の涼しさ。
ガーゼのケットの補修の記録 2021年夏
補修の記録をしておきます。
まず、ガーゼのケットの裂けてきたフチをとる。
ひたすら、リッパーでミシンの糸を切っていくのは、結構大変だった。
こんなリッパーなら、楽しく作業できそうなんだけど。
普通のリッパーで黙々と外したフチはこちら。
![カタログハウスのガーゼのケットをアルマーニにお直し](https://the100yearlife.jp/wp-content/uploads/2022/04/4-2.jpg)
フチをとっても、5枚のガーゼがしっかり縫い合わされている。このまま使用してもよさそうなくらい。
![カタログハウスのガーゼのケットをアルマーニにお直し](https://the100yearlife.jp/wp-content/uploads/2022/04/5-1.jpg)
次に、新しいテープで縁取りをする作業の開始。
好きな布をフチのテープに使いたくて、
アルマーニのワイシャツをバイアステープ加工した。もう着てないシャツだから、ね。
このオリジナルでバイアステープを作る工程が、一番大変だった。
ところが、最初から縁取り用にできているバイアステープがあることを、後で知りました。
こんな市販のパイピングテープを使えば、一番早いでしょう。
![](https://the100yearlife.jp/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
まあ、好きな布を使うためには、と思って、
ワイシャツの見頃とかをバイアスに切って、縫い合わせて、
縫い代を折ってアイロンで整える。
バイアステープの幅が一定にならなくて、縫い代がはみ出ていて再度縫い直したり。
なかなかの作業になりました、ガーゼのケットのリニューアル。
できあがりました。
![カタログハウスのガーゼのケットをアルマーニにお直し](https://the100yearlife.jp/wp-content/uploads/2022/04/6-1.jpg)
市販の縁取り用バイアステープを使えば、3時間位で終わったかも。
わたしは、おそらくテープ作成を含めて全部で6時間くらいかかった。
とはいえ、努力の甲斐があり、
大満足のガーゼのケット「アルマーニ・バージョン」が完成した。
「好きなワイシャツだったから愛着がわく」って、元ワイシャツの持ち主は言ってくれました。
また数年、夏のおともに活躍してくれることでしょう。
バイアステープを外すときに、本体をよくよく見ていたら、
本体も薄くなっているところがあります。さすが10年物。
いたわって使いながら、次世代の検討も必要かな。
そのために、このお気に入りのガーゼのケットの特徴をメモメモ。
このガーゼのケット、どうしてこんなに良かったのかな
「メーカーのロフテーさんの国内工場で製造できる枚数が年々減っていて、まとまった在庫数を確保できるのが今回分までとなってしまった」ことがカタログハウスの販売中止の理由だそうです。
シングル 寸法 210×140cm、約880g
素材 表・内側:綿100%、肌側:縦糸 綿100%/横糸 綿70%・麻30%
洗濯方法 洗濯機で弱水流ネット洗い。
製造国 日本
ガーゼが涼しい理由は、「汗をすぐ発散させるサラサラ性」と「熱をこもらせない通気性」で、その涼しいガーゼを「寝汗をどんどん吸い取ってくれる夏用ケット」にした元祖が本品です。つくっているのは快眠の研究に力を注いでいる寝具の老舗、ロフテー(1928年創業)。
織り…糸は一般的な医療用ガーゼと同じ40番手ですが、なめらかな肌触りをつくるため、縦糸と横糸の打ち込み数は医療用ガーゼより約2倍多い98本で織り上げてあります。
5枚合せ縫い…洗濯をくり返すうちにヨレたり裂けたりしないように、5枚のガーゼを6本の縦ステッチ(シングル)だけで縫い留めてあります。
薄いガーゼを5枚重ねてふちはしっかりかがり、あとはところどころ軽く縫い合せてあるだけなので、風を通して汗のムレをスーッと逃してくれます。
肌側のガーゼには、横糸に麻を30%混紡しているので、汗をかいてもサラサラの感触がつづきます。 一方で、明け方に気温が下がってきたときは、5枚重ねの間に体温がほどよくたまって寝冷えを防いでくれます。
本品のガーゼはさらし(漂白)が非塩素の過酸化水素漂白です。ロフテーでは綿糸にふくまれる天然油分が適度に残るように微調整して、風合い(肌触り)もスチームをじっくり当てるだけでつくるので、仕上げに柔軟剤を一切使わないですむのです。だから肌触りはふんわり柔らか。
本品のガーゼは、生地の柔らかさを優先して糊を使っていないため、5枚重ねた状態でズレやシワが出ないように縫い合せていくのには、とても高い技術がいります。
洗濯機で弱水流ネット洗い。ガーゼですからすぐ乾きますし、洗濯をくり返してもガーゼ特有の柔らかい風合いは変りません。
https://www.cataloghouse.co.jp/bedding/futon/1101340.html
こだわりポイントがたくさんある、このガーゼのケットでした。
今回再生して、一層愛着もわいて、2022年もまだまだ使い続けます。
いまのところ、【一生モノ】のガーゼのケット。
さてと、ガーゼの枚数が近いのは↓こんな感じかな。